お問い合わせ

鳥籠のマリオネット ー 大人が増えすぎた世界で、考えなくなる子どもたち ー

目次

便利さの代償

カーナビは便利だ

音声案内に従って
右だ左だと進んでいけば
迷うことなく最短ルートで目的地につく

ただあとになって振り返ったときに
景色や道順は
ほとんど残っていない

目的地に到着したという結果は得られても
どうやってそこにたどり着いたかという
プロセスは残らない

迷った記憶も
引き返した記憶も
遠回りした記憶も

何も残らない

子育ても、最短ルートになっていないか

子育ても
似てきたと思う

本来は本人が悩み
考える場面でも
先回りして答えを用意する

どうすれば一番楽になるか
最短ルートはどこか
そればかりが求められる

それを教えて
そういうことなのねと
本人はなにも考えることなく受け取ってしまう

構造上そうなる

答えを渡され続ける子どもたち

最初からパッケージ化された
「最適解」を渡され続けた子どもたちは
自分で考え
悩み
泥臭く試行錯誤する
そんな筋力を鍛える機会を失っていく

悪意ではなく、愛情だから難しい

過保護
過干渉
過管理

そう言われてしまう世の中だけど
これは仕方ないとも思っている

SNSには
子どものために最善を尽くそうとする
大人たちの姿があふれている

悪意はない
むしろ愛情だ

ただその愛情が
子どもから「考える機会」を
静かに奪っていく

子どもが減り、大人が増えた

少子化という言葉がある

子どもが減っている
それは事実だ

ただ目線を変えると
1人の子どもを囲む大人が
増えすぎているとも言える

今は1人の子どもに対して
8人くらいの大人がいる計算になる

考える前に
誰かが答えを出してしまう環境は
昔よりはるかに作られやすい

迷う前に、答えが届く時代

さらにSNSとAIの時代だ

情報と答えは
求めれば瞬時に手に入る

迷う前に答えが来る
悩む前に解決策が届く

カーナビと同じだ

目的地にはたどり着く
でもプロセスは残らない

現代の子どもたちは
知らないうちに
鳥籠のマリオネットになっていないだろうか

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次